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新型コロナウイルスの生息拡大・・人間に感謝
 新型コロナウイルス・・世界に蔓延して、急速に進化増殖しているようだ、RNAウイルスの特性が発揮されている。突然変異(ミスコピー)が頻繁に発生し、環境に適応したものが生き残る・・というだけのことだが、RNAであるために頻繁に発生、世界中にひろがっている宿主(人類)に助けられて繁栄しているのが今のパンデミック。

 元々コウモリの中で共生していたウイルスらしい。コウモリは哺乳類の中では優秀で、人間並みに世界中に生息しているが、種族間の交流は少なく、哺乳類の4分の1を占めるという多種が生息している。人間がまだ接触したことのない種族も多いはずだが・・人間の方が世界中に広がり「開発」の名のもとにコウモリの生息地に近づいているのが、「新型」ウイルス発生の真相のようだ。

 一部のコウモリと共生していただけのウイルスにとっては
、人間との接触は、生息域拡大の絶好のチャンスとなったようだ。というのは人間はコウモリと違って一つの種族が世界中に生息地を広げており、また会話や交通機関を通じて個体間の接触を頻繁に行っているから、人間に取り付けば、世界中に一気に生息域を広げることができるわけだ。
 ただ、感染の仕方には問題があり、人間の免疫系をすぐに刺激すれば、発熱してしまい、薬や隔離により増殖が阻害される。また、うまく体内に忍び込んでも増殖しすぎると免疫が暴走して個体が死亡してしまい、ウイルスも一緒に死滅となる。
 ただ、人間は個体数が多いから、多数の個体に感染し、その中で突然変異を繰り返す中で、うまく生き延びた種が生まれてきた。まず、感染しても免疫系を刺激せず(無症状)、増殖スピードも抑え(潜伏期間)つつ、口内や鼻粘膜で増殖する(味覚異常)ことで、飛沫に乗って、他の人間個体への感染を広げた。検査されない限り、無症状だから感染した個体は他の人間に次々と仲間を運んでくれるというわけだ。特に、よく動きまわり自制できない若い個体ほどウイルスにとってはありがたい。
 人間の免疫機能を高めるワクチンを必死で人間は作っているが・・粘膜表皮で感染する種にとって、血液に抗体を作るワクチンはあまり怖くない。もし効いても、種の一部に影響でるだけで、変異した大勢に影響ない。それに世界中の人間に平等にワクチンが行きわたることは、いまの世界ではなさそうだ、人間同士が半目して殺しあってるからね。
 世界が変わらない限り、今回はウイルスの勝利だね。


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