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ご丁寧なるお礼状ありがとうございました
早速サロンに掲示して各員に読んでもらいました 皆感激しております
家族も及ばない手厚い支援をしたあなたさまの心情を思うと胸にこみ上げてくるものがあり涙しながら読ませて頂きました
昔の海の男の典型ですかね頑固親父は 小生の亡き父も漁船の機関長あがりで頑固一徹男でした
こうと思ったら自説は絶対に曲げない 黒いものでも白といったら白という感じで生きてました
それでもそういう父が自分は好きでしたがね・・・
畑下翁も同じじゃなかったかなーと思うと
つくづくあの時代の海の男が悲しくて哀れに思えて仕方がないです
今はただ畑下さんの安らかなご冥福を祈るばかりです
ざおうが曳航を始めた場所から510マイル
第二管区の本部がある塩釜に向かったと思いますが
10ノットくらいで航走できれば早いのですがね (2日間以上はかかると思いますが)
本船は大事をとって6ノットで曳航しましたがそれでも船首に取り付けた曳航索が切れないか心配でした
曳航索をセットしに行った甲板長の話ではMIYAには船首に曳航アイが取り付けられてないので 船首のアンカーホールドを利用してロープを通し船尾からとマスト付け根からの補助索をつけ すれ防止を巻いて万全を期してきたといってました大丈夫だと思いますが ちょっと不安は残ります
(ざおうもその曳航索利用して曳航するような話でしたので)
後はざおうの入港待ちですね 忙しくなると思いますがご自愛のほど願います
漁労長からの伝言
山川か枕崎に入港の折はお待ちしておりますのでぜひ来船下さるようとのことでした
第18常磐丸 機関長記す
追伸
心優しきわがクルーは畑下さんの遺体に毛布をかけて 水を添えて デッキに転がっていた杖を遺体のそばに添えてきたそうです(現場保存の関係もありこのことは保安庁に報告済みです) 以上報告でした
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