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畑下さんのご冥福心からお祈り致します。
さて、私は仕事で以前内航船舶に乗船していて、現在はハーバータグに乗船していますが、海に携わる者として、キュウリさん、畑下さんと繋がりを持たれた方々、そして第１８常磐丸乗船者一同に対し、心から敬意を表します。
キュウリさんや、繋がりを持たれた方々は、畑下さんが日本に到着する以前に、亡き妻の遺骨を手に持ちアメリカを出港して日本に向けて単独航海していて、MIYAと連絡が取れないと知り、海に関わる者皆同じ仲間シーマンシップで皆で捜索する手がかりを探していたりする中、伊豆諸島沖で漁船と衝突事故が起きた際に、音信不通だった畑下さんの安否を知り、皆さんで誰が言うともなく畑下さんのバックアップにと、力を合わせ、畑下さんの怪我治療＆亡き妻の親族、お墓探しとされたこと、そして海を知っている者として、皆さんがまた、ヨットでアメリカに単独で帰ることを、かなりの時間をかけて思い留まらすために説得したりしてきたが、畑下さんは単独で出港されて行った。
若いときから海に馴染んできて、海の男として成し遂げなければならない、私たち常人には判らない、何かが畑下さんの中に在ったのであろうと思う。
そして、第１８常磐丸の乗船者の方々にも同じ船員として頭が上がらない次第です。
レーダーでプロットしてその物漂に動きを感じられなく、近くまで行き何か事故ではないかと状況を確認しに行かれる。その判断力と行動力、感服いたします。
日本国内で航行している内航船舶の実状では、親会社・荷物・荷主・時間との関係のせいか、航行している付近で事故や事件が起きた際、１６chやナブッテックスにより情報は入ってくるのですが、知らない振りをするのが多いのが事実です。
それなのに漁を中断して一丸となって、海保への連絡、船内捜索、曳航作業等、行動を起こされた乗組員の方々に海に携わる物としての誇りと、仲間意識を強く感じられました。
心無いことを言ったりする方々がいますが、皆さん自分のためにではなく、人の力になろうと、頑張っている姿。とても普通ですが、最近人と人の生活の繋がりで感じられない何かを感じられます。
責任は誰に？・自己責任！・連帯責任！その件にかかった費用はどうなる！？と騒ぎ立てる方もいますが、その事故に終着は無く、心の中に残り続けると思います。今の時代なくなってきている、昔からの日本の文化でもある人と人との繋がりの大切さが、この一件で再確認されることをも願います。
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