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第18常磐丸です
今給黎さまそして掲示板の皆様いくらかでも気持ち落ち着ちつきましたか？
”ざおう”にMIYAを託した後 再度漁場に戻り漁を再開しました
この海域その後大時化は一度も発生なく この分なら”ざおう”の曳航航海無事
済むのではないかと思っております しかし今日の天気図見るに大陸に大きな低気圧が発生したようです これが東に移動してきますとかなりの大時化が懸念されます この低気圧の移動前に曳航航海が無事済むことを祈らずに居られません
本日は第18常磐丸に対する皆様からの暖かいメールの御礼です
皆様からのお便りはすべて本船のサロンに掲示して 全乗組員に読んでいただきました自分たちの行動があなた方の暖かいメールによって あの時化の海での奮闘がより意義のあるものになったとみな感激しております 本当にありがとうございました 全乗組員を代表して御礼申し上げます
今日はちょっと時間ありますので発見当時の様子リアルに再現してみます
当時魚群調査中にレーダー8マイルの距離に船影を発見したのはレーダーを見張ってた船長です それを見張り台（メインマスト上にあり高さは15ｍあります）の
漁労長に プロットしても動きのない小型船がレーダーに映ってますと船内指令で連絡霧で視界が悪いので 不審に思った漁労長は肉眼ではっきりするまで近づけろと指令
4マイルくらいまで近づいたところでヨットと判明 メインセールがばたばたしてるだけ
で艇は進んでない なおも不審に思った漁労長は さらに近づけて確認 ヨット船上に
人影なし 拡声器で呼びかけてもサイレン鳴らしても応答なし 搭載艇を下ろして
様子を見てこいと漁労長の一声 この一言でしたね 畑下さんを発見できたのは
いまさらながらですが本船の漁労長もすごいなーと思った瞬間です
ヨットが単に漂泊中と思い確認せずに現場を離れれば 畑下さんはまだまだ
発見されてなかったと思います なぜなら当時あの海域の潮の流れは南東流れで
あの漁場の一番東側にいた船が本船だったからです その後大時化となり漁場が
移動して15隻からいた海外巻き漁船や大型１本釣り漁船はすべて西へ移動したの
です 商船航路からも外れてるし・・・天佑としか言いようがないです
漁労長だった畑下さんが常磐丸の漁労長を呼んだのでしょうか
それにつけても船長の見張りと漁労長の判断がなければあの発見はなかったのです
それからの各乗組員の活躍は以前にも書いたので割愛させていただきますが
たいしたもんだと一緒に乗り組んでいる身としては誇りに思う限りです
以上発見当時の報告で皆さんへのお礼とさせていただきます
第18常磐丸 機関長記す
内海様 田中様
本船10月末まで近海操業行う予定です
その後南方操業の準備に焼津へ一度帰ります
その折は連絡しますのでよかったら来船してください
歓迎します
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- 05/7/9(土) 10:48 -
