| デザイナー:M. Rieneck & S. Stadler 2-4人/120分 (ゲ)2007・1位 『ケイラス』を筆頭とする“ワーカープレイスメントアクションシステム(通称ワカプレ)”のゲーム。 ワーカー(駒)を配置してアクションを発生させ資源や職人を集め、大聖堂建築への貢献度を競います。ワーカーの配置も二段構えで、労働者を配置して資源を集める(コスト無し、労働者を割り振る)のと、監督官を配置して職人や特殊カードを集める(金を支払う)というシステム。 資源の遣り繰りがシビアで悩み所が多く、特に監督駒配置の際の支出には一喜一憂します。監督駒の配置順が運次第という面もあるのでそこで好き嫌いが分かれるかもしれませんが、拡大再生産系のゲームの面白い所はしっかり楽しめると思います。 またこのゲームの売りの一つは美麗なコンポーネント。 ゲームボードは額に入れて飾っても見栄えがするくらいの描き込みようで、他にも“ただのターン表示マーカー”が“大聖堂のパーツ”だったりとビジュアル的にとことん拘ったものとなっています。 ちなみにケン・フォーレット著「大聖堂」をゲーム化したもので、特殊カードは小説の登場人物やイベント、ボード上の地名も小説の舞台となっています。同小説はリドリー・スコット監督の手でTVドラマ化もされていますので、原作に触れてから遊ぶと一層楽しめると思います。
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