| デザイナー:A. Seyfarth 2-4人/60分 (年)2006・大賞 (ゲ)2006・2位 都市と都市を繋ぐ“郵便網”を完成させよう。 手番での行動は、「都市カードを取」って、「手札から都市カードを出し自分の場の都市の列に繋げる」だけ。とても明快。 都市の列が“郵便網”で、郵便網の都市はボードの都市位置を参照しそれらが「一筆書き」で並ぶようにしなければなりません。 郵便網に3都市以上が並んだら「郵便網を完成」させることができ、「郵便網の都市に郵便局を建築」します。 こうやって何路線かの郵便網を完成させながら郵便局を増やしていくことがゲームの目的となります。郵便局の建て方によって「或る地域を制覇したボーナス点」を早い者勝ちで取ることができますので、効率的に色んな都市を廻る必要があります。 各手番中1回ずつ、【群長】【馬車職人】【御者】などの公人の助力を得られます。これで手札を増やしたり郵便網の完成を早めたりできるので、単に「手札を取って出す」だけのゲームではなくなっています。都市カードを取る時も先々のことを考え、公人の助力を得る時もどれが必要かをよく吟味して、全てを計画的に行わなければ勝てません。 ゲームに慣れてくると「どの都市が重要か」が解ってくるので、「今必要じゃなくても」「他人に取らせるくらいなら」といった取り方も出来るようになり、意外に懐の深いゲームであることも感じられます。 ゲームボードはドイツを中心にスイス・ポーランドの一部の都市も含まれており、遊んでいるうちにその周辺の主要都市の位置関係を覚えていきます。ヨーロッパ観光前に遊んでみるのはいかがでしょう?(笑)
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