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□投稿者/ ばたやん -(2013/05/02(Thu) 22:04:27)
| デザイナー:M. Kiesling & W. Kramer 2-4人/90分 (年)1999・大賞 (ゲ)1999・1位 あなたはマヤ文明遺跡発掘隊を率い、密林に踏み入ります。密林をかきわけ遺跡を発見し、発掘して名声と富を手に入れましょう。 このゲームは初級ルールと上級ルールで内容がガラリと変わります。ここでは上級ルールで話を進めます。 同時期、同じデザイナーで発表された「トーレス」と何かと比べられることが多いこのゲーム。「トーレス」同様アクションポイントを消費し、駒を移動させて目的地を制圧するという内容まで被ります。 「トーレス」が陣取りの要素が強いのに対し、こちらは競りゲームとなっています。目的地である遺跡により多くの探検隊員を送り込むためにアクションポイントを消費する、と行動自体は非常に単純で、アクションポイントの使い道も限られているため手番の行動はごく明快であまり悩むことはありません。そのぶん、競りの要素で収支をしっかり考えるゲームとなっています。 競りの対象は、【地形タイル】+手番順、対価は勝利点。つまり勝利点を削って、移動先のタイルを競り落とすことで先に到達できるというわけです。もちろんタイルの配置も自分に有利なように(自分のキャンプに近いように)できますから、得点源となるタイルはもちろん、移動に有利なタイルを競り落としそこにキャンプを作るという手順も必要になってきます。 競りゲームにありがちですが、収支のバランスは慣れが必要です。おまけにこのゲーム、やっと競り落とした遺跡に後から来た探検隊が我が物顔で居座るとかいう非道も有り得るわけです。そこが面白いのですが。 初級ルールではこの競り部分がありません。地形タイルはめくって配置するだけ。非常につまらないです。収支バランスが解り辛いとは言え、最初から上級ルールでやった方がよいでしょう。
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