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貴族の務め Adel Verpfichtet
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□投稿者/ ばたやん -(2013/04/08(Mon) 20:35:20)
| デザイナー:K. Teuber 3-5人/60分 (年)1990・大賞 (ゲ)1990・1位 プレイヤーは暇を持て余した貴族です。彼らはお城でパーティを開き骨董コレクションを自慢することが唯一の楽しみです。アンティークショップを廻り骨董品を買い集め、時には盗んで、立派なコレクションを完成させましょう。一風変わったレースゲームです。 プレイヤーの行動はすべて『カードを選択→同時公開』で処理されます。そしてその行動には、それぞれ他の行動に対する有利/不利があります…ジャンケンみたいな感じです。ジャンケンとは言え、状況をよく見ることで他プレイヤーのやりたいことが読めてくるようになります。上手く読み勝つと他プレイヤーを大きく引き離すことができます。 基本的な行動は『骨董品を集める』『お城のパーティに参加して駒を進める』の2択ですが、この2択の選択方法もちょっとクセがあります。 『骨董品を集める』場合骨董店で買うのが普通ですが、ここでは最も高額を提示した者のみが購入となるため、必ず買えるとは限りません。この時泥棒を使って購入に使用した金を盗むことができます。通常、2〜3回金を盗まないと良いコレクションは作れません。しかし泥棒が2人以上居ると盗みは失敗してしまいます。購入か盗みか、他プレイヤーとバッティングしないよう上手く読まないといけません。 『駒を進める』場合"骨董品の展示"を行うのが普通ですが、コレクションの数と質で勝る方が多く進めます。しかしここで泥棒を出すことも可能で、泥棒を出したプレイヤーは展示品から1つ盗むことができるのです。迂闊な展示は大きな痛手を伴うでしょう。逆に泥棒を出そうというプレイヤーに対し、探偵を用意することもできます。探偵が泥棒を捕まえることで駒を進めることができますが、もし泥棒が居なくて他プレイヤーが展示ばかりだった場合取り残されてしまいます。ここでも他プレイヤーの動向に注意して上手く読み勝つ必要があるのです。 慣れない内は漫然と選択しがちですが、やり込むほどに相手の行動を上手く抑え込むことができるようになっていきます。 カードを選んで同時公開、処理とテンポ良く進んでいくため気持ちよくプレイでき、プレイ時間も程好く、心理戦がバッチリ楽しめる名作です。
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