| デザイナー:W. Hodel 2-5人/45分 (年)1997・大賞 (ゲ)1997・4位 グネグネと曲るミシシッピー河を舞台に、蒸気船レースが始まる!優勝者には『ミシシッピー・クイーン』の称号が贈られます。栄冠を手にするのはどの船だ!? 蒸気船には「スピード(赤い数字、1〜6)」と「石炭(黒い数字、1〜6)」がセットされています。 石炭を消費することで急加速/急減速/急旋回ができます。限りある石炭を上手く使いこなすのがポイント。 スピードは速ければいいというものではありません…蒸気船は通常60°しか旋回できないのです。スピードが出過ぎていると「石炭を使わないと岸にぶつかる!」という危険運転に。石炭が無ければ座礁(ゲームから脱落)ですね。事実、ゲーム終盤で石炭が無い状態で爆走し座礁したケースは何度も目撃しています(笑) また「レース途中で2人、船着場でご婦人を乗せなければならない」という規定があります。船着場に接舷するためにはスピードを1まで落とさないといけないので、スピードが出過ぎていると「石炭を使わないと接舷できない!」という状況になってしまいます。 最低回数の旋回で済む航路の選定と、スピード調整、ご婦人を乗せるポイントの見極め、と考えなければならないことはいっぱいです。 運要素が少ないため、慣れた人が勝つシビアなゲームとなっていますが、難しくて初心者が楽しめないということはありません。グネグネと曲る河、手に汗握るレース展開、傍で見ていても非常に楽しいですし、ルール自体は初心者でも簡単に理解できるものとなっています。 唯一の運要素である"川の曲る方向"ダイスは、先行逃切りを抑制する効果となっているため、「熟練者独走で誰も追いつけない」みたいな状況を防ぐ役に立っています(ある程度は。それでもだいたい熟練者が後続引き離して勝っちゃいますけどね。やり込んだ人が勝つってのは悪いことでは無いのですけど)。 計画性が重要なゲームで、頭を使うゲームなので、プレイ時間が短めな割に「もう1戦!」という気にならないくらい疲れます(笑)そこが好きなんですけど。
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